本当は正社員で働きたいけど就活がうまくいかない、派遣で仕事も探しているけど、本当は就職したい…そんな風に考えている人におすすめなのが、紹介予定派遣です。紹介予定派遣とは何なのか、通常の派遣との違いやメリット、デメリットなどについて調査した内容をご紹介します。

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、派遣先の企業において、将来的に社員として直接雇用されることを前提に派遣で働く求人のことをいいます。一定期間派遣社員として働き、勤務中特に問題がなければ、双方の合意を経て正社員、または契約社員として勤務することになります。

通常派遣と紹介予定派遣の違い

通常派遣では、派遣先企業で働いていても雇用元は派遣会社になりますが、紹介予定派遣の場合は、社員として働くようになると派遣先企業での直接雇用となり、その後の待遇や福利厚生は派遣先企業の社内規定に従うものとなります。
紹介予定派遣で派遣社員として働く期間は限られていますが、通常派遣では契約更新が続く限りは派遣社員として働き続けます。

紹介予定派遣の手数料は?

紹介予定派遣の手数料は、紹介予定派遣を依頼する企業が派遣会社へ支払うものです。手数料は派遣会社と勤務先との契約によってさまざまですが、目安として「年収の2割程度」であることが多いようです。たとえば年収350万で働く場合、その紹介予定派遣の手数料はおよそ70万ということになります。

紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣で働く1番のメリットは、派遣社員で働いた後に直接雇用となるため、就職活動をする必要がないところです。通常の就職活動では入社が難しい企業やポストでも紹介予定派遣で入社できたり、直接雇用後に収入がアップしたりする求人も多いのです。

直接雇用後は、ボーナスや有休などの福利厚生も勤務先企業の社内規定が採用され、タイムカードやお休みの連絡を派遣会社と勤務先の両方に入れる手間もなくなります。

紹介予定派遣だったとしても直接雇用が確定ではない

紹介予定派遣だったとしても、勤務状況によっては必ずしも直接雇用が確約されるわけではありません。あくまでも双方の合意によって雇用されるものであり、場合によっては直接雇用が見送られるケースもゼロではないのです。

また、紹介予定派遣の場合は面接が認められており、通常の派遣で働くよりも採用されるハードルは高めになります。直接雇用後の社内規定によっては、残業代や有休などの条件が派遣社員のときと大きく変わり、派遣のときには担当していなかった業務を任される可能性もあります。

紹介予定派遣として働く期間

派遣社員として働く期間は求人の条件によってまちまちですが、3~6ヶ月程度で、派遣社員として勤務できる期間は6ヶ月までとされています。直接雇用後は正社員なら定年までの雇用、契約社員なら勤務先の規定に応じた契約期間を更新して働くことになります。

紹介予定派遣の場合の面接や履歴書の書き方

紹介予定派遣では「顔合わせ」ではなく「面接」の形式が取られます。通常の派遣であれば、派遣会社の担当者が主導で顔合わせを行いますが、紹介予定派遣の場合は就職活動と同様、その企業への志望動機や意欲についての質問を準備しておく必要があります。
履歴書についても、学歴や職歴が記載されたものを提出します。志望動機と自己PRなどは詳細に記入し、その企業で戦力になるとアピールするような内容が望ましいでしょう。

紹介予定派遣で正社員になれる人、なれない人

紹介予定派遣で正社員になれる人は、その企業が求めている人物像とマッチしており、企業が正社員として雇用した際に想定されるレベルでの業務が問題なくできる人で、かつ社内に馴染む人柄であることが多いです。逆にミスが多かったり、与えられた業務以外やろうとしない、遅刻や欠勤が多く、勤務態度に問題があったりする場合は正社員になれない可能性が高まります。

紹介予定派遣の場合の給料と社会保険の仕組み

紹介予定派遣の場合、派遣社員として勤務している間の給料は派遣会社から支払われるため、タイムカードは派遣会社へ送付します。社員として雇用後の給料は勤務先企業から支払われるため、勤務先に振込口座や年金番号といった情報の提出が必要となります。

派遣社員として勤務中に社会保険へ加入できるかどうかは、派遣社員として働く期間と勤務時間によります。派遣社員として働く期間が2ヶ月以上あり、かつ正社員の3/4以上勤務時間がある場合は、派遣社員の間も社会保険へ加入できると考えられます。状況により条件を満たさない場合もあるため、派遣社員として働く間の社会保険については、派遣会社へ確認することをおすすめします。

紹介予定派遣で女性が多く応募する職種

紹介予定派遣の求人で女性が多く応募する職種としては、一般事務や受付、経理、接客販売などのほか、営業職や管理職候補、秘書、エンジニア系などの職種も増えてきています。女性だから、という理由で紹介予定派遣を断られることはないので、気になる求人があれば応募してみるのがよいでしょう。

男性が多く応募する紹介予定派遣

男性が多く応募する紹介予定派遣では営業職、販売職、運輸物流オペレーター、カスタマーサポートなどが挙げられます。紹介予定派遣の求人でも、最近では性差が少なくなってきています。

紹介予定派遣でおすすめの人材派遣会社と登録先

紹介予定派遣でおすすめの派遣会社にはアデコ、リクルートスタッフィング、パーソルテンプスタッフなどがあります。その他、小さな派遣会社でもそこでしか扱っていない案件などもあるので「これ」と思った求人を出している派遣会社へ登録するのがおすすめです。

紹介予定派遣についての調査

いかがでしょうか。派遣先で事前に派遣社員として勤務できて、その後正社員への道も開かれている紹介予定派遣。将来的に正社員を希望する人には、紹介予定派遣はメリットの多い求人といえるのではないでしょうか。